生地から選ぶオーダースーツ、それぞれの種類の特徴と違いとは

自分の身体に合わせて作るオーダースーツでは、形だけではなく、生地の種類から自分で決めることが可能です。どんな生地を選択するのかで、着心地や使い勝手、そしてスーツのフォルムも変わってきます。

いざ作る際に迷わないよう、それぞれの特徴と他製品との違いについて、頭に入れておきましょう。詳しく解説していきます。

一番人気といえば、イタリア産のものです

オーダースーツの生地を選択するときに迷っているときには、「一番人気」という言葉に弱い方も多いのではないでしょうか。

人気が高いということは、何かそれだけ、特別な魅力があるということです。多くの人に選ばれているという安心感は、高級品を購入するときの重要なポイントになるでしょう。スーツの世界で一番人気が高いのは、イタリア産のものです。

イタリア産の生地の特長は、何よりも柔らかく、着心地が良いことです。スーツに仕立てたときには、体全体を優しく包んでくれるような着心地を味わうことができます。体にフィットする、オーダースーツならではの感覚も、じっくりと体験できることでしょう。

またデザインが豊富なので、自分らしさを演出しやすいという特徴もあります。特にダークな色合いの生地は、独特の風合いを持っており、他の産地にはない魅力を放っています。せっかくオーダーするのだから、他の人とは違う特徴を見せたいと願う方にお勧めです。

パリッとした雰囲気ならイギリス産がお勧めです

次は、イギリス産の生地の特長について解説します。イタリア産のものとの違いは、その質感にあります。どちらかというと、硬さが気になるのがイギリス産の特長です。

柔らかさが特徴のイタリア産のものと比較すると、「着心地の面では劣っている」と感じる方が多いのも事実です。しかし、スーツらしいカッチリした印象に仕上げたいなら、断然イギリス産の方がお勧めです。

生地が硬いということは、それだけしっかりしているということでもあります。スーツに仕立てたときにも、パリッとした印象に仕上がります。仕事ができる雰囲気にも近付けることでしょう。

また、イタリア産のものと比較して、長持ちしやすい点も、イギリス産ならではの特徴だと言えるでしょう。これは、イギリス産の生地が、2本の糸をより合わせて作られた糸を使って織り込まれているためです。

せっかくのオーダースーツを長持ちさせたいと願うのであれば、こちらを選んでみてください。

日本の風土に合っているのは国産のものです

最後に紹介するのは、国産のものについてです。イタリア産、イギリス産のものとの違いは、いったいどこにあるのでしょうか。

日本で作られる生地は、比較的硬めのものが多く、どちらかというとイギリス産に近い風合いを持っています。日本ならではの特徴と言えば、ハッキリとした四季があるということです。

冬と夏では気候が大きく違いますが、ビジネスマンの中には「常にスーツを身につけていなければならない」という方も多いはずです。こんな場合でも、より快適に着こなせるよう工夫されているのが、国産の製品の大きな特長です。

スーツの生地の原料となるのは、ウールやポリエステルです。それぞれに違いがありますが、組み合わせることで様々な特徴を持った製品に仕上げることが可能です。国産のものは、季節によって原料の配合率を変えています。

夏は涼しく、そして冬は暖かいスーツを作れるのは、機能性の高さが特徴の国産を使うからこそだと言えます。

まとめ

興味がないときには「どれも同じ」に見えるかもしれませんが、オーダースーツの世界は、非常に奥が深いものです。どんな製品を選ぶのかで、仕上がりの印象は大きく異なってきます。

せっかく自分のためだけのスーツを作るのであれば、それぞれの種類を手に取って、吟味してみるのがお勧めです。好みの雰囲気に近い仕上がりになるでしょう。

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